川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

南瓜 371 ギベルティ

朝、海沿いを走ってきました。島ではまる一週間飛行機が飛んでいないのですが、そのせいかフェリー乗り場にはお客さんがいっぱいでした。

「世界史1200人」371 ギベルティ(1378〜1455)

彫刻家・画家・金工。コンクールで優勝して依頼された「サン・ジョヴァンニ洗礼堂の門扉」の浮き彫りを25年かかって完成させた。その作風は、ゴシック様式の要素を強く残した、繊細で技巧的なものであった。それがまだゴシック的傾向を強く持っていた当時のフィレンツェ市民に受け容れられ、彼のアトリエは注文が殺到し、にぎやかだったという。コンクールで敗れたブルネレスキの作品は、激しくドラマティックな表現で斬新であったが、受け容れれられず、彼は彫刻から建築に転向した。

「南瓜彫るゴシック調で高値ぞよ ギベルティ に 端遊」

南瓜(カボチャ)が8月の季語です。草間彌生さんはじめ、南瓜の彫刻家もいらっしゃるようです・・・門扉見本のコンクールで優勝を競ったギベルティとブルネレスキ(370)の作品は今日、バルジェッロ国立美術館に隣り合わせで展示されています。

習字は、「南瓜彫る」はスッキリと、「ゴシック調で」は繊細に、「高値ぞよ」はちょっと威張って、というつもりで書きました。


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