川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

秋高し 411 ラプラース

朝、4時半に起きたので「村上龍 盾シールド」を読んでから、善福寺川沿いを走ってきました。本格的に秋になったようです。

「世界史1200人」411 ラプラース(1749〜1827)

フランス、数学者・物理学者・天文学者。二個ないし三個の未知数を持つ偏微分方程式を一個の未知数の方程式に置き換えるというラプラス変換に途を開いた。1950年代にはラプラス変換を利用して、システムを解析・制御する理論構築が行われ、現在でも産業界において主流の制御方式であるPID制御(入力値の制御を出力値と目標値との偏差で行う)へ発展した。彼は決定論者であり、ある特定の時間の宇宙のすべての粒子(原子のこと)の運動状態が分かれば、これから起きるすべての現象はあらかじめ計算できると考えた。

「秋高し偏微分には偏頭痛 ラプラス に 端遊」

秋高しが10月の季語です。真っ青に高く晴れた空です。天高しとも言います。頭はクリアになるはずですが、偏微分方程式はとっても難しいです・・・ラプラスは「確率論の解析理論」「天体力学概論」という名著を残しました。「天体力学概論」は全5巻の大著で、剛体や流体の運動を論じたり、地球の形や潮汐の理論までも含んでいます。

習字は、「秋高し」はスッキリと、「偏微分には」はそれなりに、「偏頭痛」は困ったように、というつもりで書きました。


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