川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

どぶろく 412 ハーヴェー

朝、善福寺川沿いを走ってきました。歳をとっているので、笑顔で走ることを心がけました。

「世界史1200人」412 ハーヴェー(1578〜1657)

イングランド、解剖学者・医師。腕を磨き宮廷の侍医にまで上り詰め、50歳で血液循環説を発表した。保守的な医者や哲学者たちが反対派となり、下の世代や外国人医師が賛成派となり、循環説の実験が行われて認められていった。それでも「循環器(俗語で藪医者)」というあだ名をつけられ患者は減ったという。第1次内戦後、王党派の残党として不遇であったが、発生学でも大きな足跡を残した。1651年公刊の「動物の発生」で、シカの交尾前後からの発生の段階を観察し、アリストテレスの「胎児は月経血から生じる」という説を否定した。哺乳類の卵の発見はできなかったが、他の動物との比較からその存在を確信し「すべては卵から」との言葉を残した。

どぶろくは血が回るから酔う のだぞ ハーヴェー に 端遊」

どぶろくが10月の季語です。どぶろくが血液に溶け込んで脳に運ばれ、脳が麻痺することが「酔う」ことです・・・晩年は医学への功績が認められて名誉回復されました。この頃には血液循環説も広く受け入れられ、友人や若い研究者に囲まれ満ちたりて過ごしました。

習字は、「どぶろくは」は強く、「血が回るから」はそれなりに、「酔う のだぞ」は大胆に、というつもりで書きました。


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