川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

浮塵子 413 リンネ

朝、雨が降っていたので、ゆっくり起きました。昨夜は、アジア大会の女子バスケットなどを見て、遅く寝たのでグッドタイミングでした。

「世界史1200人」413 リンネ(1707〜1778)

スウェーデン博物学者・生物学者・植物学者。動植物について分類表を作り、その著作「自然の体系」において体系化した。その際、それぞれの種の特徴を記述し、類似する生物との相違点を記すことにより、近代的分類学が創始された。さらに生物の学名を、2語のラテン語で表す二名法を体系づけた。ラテン語は「西洋の漢文」であり、学名が体系化されるとともに、その記述が簡潔になった。「分類学の父」と称される。「自然の体系」初版では哺乳類を「四足綱 」として批判を受けた。これを受けて「ヒトは母乳で成長することは認めざるを得ないだろう」と、第10版では「乳房の mammae」に由来する「哺乳類 Mammalia」とした。

「浮塵子にも学名授与ぞありがたや! リンネ に 端遊」

浮塵子(ウンカ)が10月の季語です。小さな虫で、大群で田にやって来る害虫です。ただし、「カメムシ目ヨコバイ亜目の一部のグループで、アブラムシ、キジラミ、カイガラムシセミ以外の、成虫の体長が5mm程のもの」で「ウンカという標準和名を持つ生物はいない」とのことです・・・リンネは45歳の時「乳母の弊害に関する論文」を執筆し、雌の生殖について「母親になること」が自然であり、乳母は自然の法則に反するとして、乳母の習慣へ反対運動を行いました。

習字は、「浮塵子にも」はコチャコチャと、「学名授与ぞ」は堂々と、「ありがたや!」は嬉しく、というつもりで書きました。


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