川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

身に染む 414 フランシス・ベーコン

昨日から、涼しいを越して寒い感じです。与那国に慣れたせいか、東京の人より一枚多く着ています。朝は善福寺川沿いを走ってきました。

「世界史1200人」414 フランシス・ベーコン(1561〜1626)

イギリス、哲学者・神学者・法学者・政治家・貴族。「知識は力なり;自然を観察・思索し、そこから推測できた知識を実利に用いること」を主張して、彼以前の西洋哲学で主に用いられた演繹法ではなく、自然の観測を重視した帰納法を提言している。さらに、自然についての知識を収集し、実験して技術開発など行うには権力が不可欠だとも考えた。知と力を結び付け、人類を幸福にすることがベーコンの最終目標だった。彼自身は失脚で挫折し知と力の結合も自然解明の構想も果たせなかったが、方法は次の世代へと受け継がれていった。

「知はあるぞ!力はないぞ!身に染むぞ ベーコン に 端遊」

身に染むが10月の季語です。心理的にも冷やかさが身に染みることです・・・死後に出版された「ニュー・アトランティス」では架空の島にある研究所が人々の生活向上に役立てる組織として書いてあり、1660年の王立協会設立に繋がりました。

習字は、「知はあるぞ!」と「力はないぞ!」はそれなりに、「身に染むぞ」は悲しく、というつもりで書きました。


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