川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

牛祭 425 ジェンナー

昨夜、嫁さんは都立工芸高校の見学会に行ってきました。授業がのんびりした感じだったようで、ちょっと拍子抜け・ちょっと安心のようでした。来週の土・日は文化祭があるようで、またまた楽しみです。僕は朝、善福寺川沿いを走ってきました。

「世界史1200人」425 ジェンナー(1749〜1823)

イギリス、医学者。当時、天然痘に対する予防接種は、天然痘患者の膿疱からの液を接種する人痘接種法が知られていたが、接種を受けた2パーセントは重症化して死亡するなど、危険を伴うものであった。一方、牛痘ははるかに死亡率の低い病気であり、ジェンナーはこれが天然痘の予防に使えないかと研究を続け、使用人の子に牛痘を接種した。少年は若干の発熱と不快感を訴えたが深刻な症状はなかった。6週間後にジェンナーは少年に天然痘を接種したが、少年は天然痘にはかからず、ここに牛痘接種法が開発された。近代免疫学の父とも呼ばれる。一部の伝記では「自分の息子に試した」と記述されているが、自分の息子に試したのは、この牛痘接種の7年前の天然痘接種である。

「人でなし!の汚名晴れた牛祭 ジェンナー に 端遊」

牛祭が10月の季語です。本来は京都の広隆寺の厄除け祭りです・・・牛痘を接種すると牛になるとの噂に、接種を「神の乗った牛の聖なる液」と説明して、普及させたとも言われます。

習字は、「人でなし!」は強く、「の汚名晴れた」はそれなりに、「牛祭」は楽しげに、というつもりで書きました。


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