川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

新走り 424 アダム・スミス

朝、善福寺川沿いを走ってきました。もう少しTシャツ短パンで走れそうな気温です。

「世界史1200人」424 アダム・スミス(1723〜1790)

イギリス、哲学者・倫理学者・経済学者。「経済学の父」と呼ばれる。スコットランド生まれ。主著の倫理学書「道徳感情論」(1759)では、偶然の下で公平な観察者の評価を重視する者を賢人、世間の評価を重視する者を弱い人と呼んだ。また、経済学書国富論」(1776)は、出版を構想していた「法と統治の一般原理と歴史」の一部とされ、経済の理論・歴史・政策を包括的に扱い、個人の利潤追求に基づく労働が「見えざる手」に導かれて秩序を生み、国の富を増大するという理論から、重商主義を批判し、自由放任経済を唱えた。

「とくとくと国富論と新走り アダム・スミス に 端遊」

新走りが10月の季語です。秋に作る新酒のことです。お酒は「農か商か?」「国を富ますか滅ぼすか?」・・・スミスは生前「法と統治の一般原理と歴史」の出版を構想していましたが、死の数日前に友人にほぼ全ての草稿を焼却させてしまいました。焼却されずに残った草稿は、スミスの死後「哲学論文集」(1795)として出版されました。

習字は、「とくとくと」はだんだん大きく、「国富論と」は明るく、「新走り」は楽しく、というつもりで書きました。


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