川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

べったら市 431 ラシーヌ

昨日は、ラグビー決勝に感動し、日曜美術館の西田俊英に感動し、日本シリーズでは驚く一日でした。嫁さんも新しい友だちができました。で、今日の朝はアップビートのダンスミュージックを聴きながら善福寺川沿いを走ってきました。

「世界史1200人」431 ラシーヌ(1639〜1699)

フランス、劇作家。古典主義を代表する悲劇作家である。均整の取れた人物描写と劇的な筋の構成を、丹精で華麗な韻文に綴った。作品は二人の若い恋人を中心とするものが多い。二人は愛し合っているが、女性が王など高位の男性に望まれる、あるいは二人が敵対しあう家系にいるなどして、恋愛は成就しない。この葛藤がラシーヌの悲劇の中心となる。これに第三者の嫉妬、政治闘争などが加わり筋が複雑になり、最終的に二人の恋は成就せず、主人公の死をもって幕が下りる。

「悲恋好き!べったら市のよりどりの ラシーヌ に 端遊」

べったら市が10月の季語です。大根を麹と砂糖で漬け込んだべったら漬のお店が並びます。甘く発酵するか、酸っぱくなるか、よりどりです・・・やがてラシーヌは劇作からは離れ、国王の修史官となり、1692年から4年間は国王に同行して戦場をめぐり、城内に自室を与えられ、貴族を差し置いて王に面会を許されるというくらい寵愛されました。

習字は、「悲恋好き!」はそれなりに大胆に、「べったら市のよりどりの」は甘くガヤガヤと、というつもりで書きました。


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