川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寄居虫 480 六角義賢

朝、雨だったので習字を書いてからランに行くことにしました。嫁さんは木工クラフト・美術・演劇・ボランティアなどいろんなクラブに入りたいようです。

「日本史1200人」480 六角義賢(ヨシカタ;1521〜1598)

近江国守護大名、南近江の戦国大名、六角氏15代当主、観音寺城主。13代将軍・足利義輝や姉婿の細川晴元を助けて三好長慶と戦い敗戦し続けたが、1558年に義輝を京都に戻し面目を保った。また、浅井久政の離反・侵攻を一時は撃退したが1560年に大敗を喫し、義賢の権威は低下し出家して承禎と号した。1568年、織田信長足利義昭を奉じて上洛を開始すると、三好三人衆と通じて戦い和睦した。1572年、甲賀郡から再度出陣してゲリラ戦を展開したが、1574年には甲賀郡信楽に逃れた。そして1581年、伊賀も信長に平定され、同年に承禎はキリシタンの洗礼を受けている。その後、承禎は豊臣秀吉の御伽衆となった。

「ゲリは黒お伽は赤じゃ寄居虫じゃ 六角義賢 に 端遊」

寄居虫(ヤドカリ)が4月の季語です。体の成長に合わせて巻貝を変えます。義賢は坊主にもキリシタンにもなっています。お伽は話し相手をすることです・・・承禎のゲリラ戦に手を焼いた信長は、付近の寺院をことごとく放火し、近在の百を越える村々に今後、六角氏に味方しないよう起請文を提出させています。

習字は、「ゲリは黒」は強く、「お伽は赤じゃ」は楽しく、「寄居虫じゃ」はそれなりに、というつもりで書きました。


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