川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

野バラの実 須賀野チイ

朝、海で泳いで来ました。久しぶりに透明な海でした。今日はこれから隣町に行き、お楽しみのランチを食べ、県立図書館の本を返したり、パソコンを郵送したりする予定です。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、教師・彫刻家の須賀野チイ。佐賀県に生まれ県立の高等女学校を卒業後、東京女子美術専門学校に入学し、卒業後は映画会社の着色の仕事に就く。35歳で美術の教師となり彫刻を始め、40歳で二科展彫刻の部で女性として初入選する。長い制作活動の中で自己と真摯に向き合い、人間の精神と真理を追求し続けてきた。

「棘有りし時の恵みか野バラの実 須賀野チイ に感じて 端遊」

野バラの実が10月の季語です。夏に緑だった実は、秋には熟して美しさを添えます。チイは若いころ無感動に生きようとした時もあるとのことで、自分にも周囲にも棘を持っていたのかな・・・83歳で初めての個展「愛と祈りのかたち」を開催しています。


f:id:tanyuu4792:20201002114313j:image