川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

読初め 52 石上宅嗣

 昨日は成人式が有りました。コロナのため懇親会はなく、各家でのお祝いも自粛とのことで、ご祝儀を持って玄関で失礼して来ました。でも、元気で前向きな二十歳の青年に会えて良かったと思いました。

「日本史1200人」の第52番の石上宅嗣(ヤカツグ729〜781)です。

奈良時代後期の公卿・文人経書・歴史書を大変好みまた、草書・隷書も上手であった。漢詩人でもあり「経国集」にも作品が収められている。仏道にも通じ、旧宅に阿閦寺(アシュクジ)を建立し、その片隅に書庫を設け、これを芸亭(ウンテイ)と名付け、主として仏教経典以外の書物である外典(ゲテン)を一般に公開した。この芸亭は日本最初の公開型の図書館とされており、宅嗣が没した頃にはまだ存在していたという。

「読初めや芸亭に皆下書(ゲショ)借りに 石上宅嗣 に感じて」

読初め(ヨミゾメ)が新年の季語です。昔は書初めをした後で、読初めをしたそうです。下書は外典と同じ意味ですが・・・意味有りの本の感じがします。宅嗣は発言や振る舞いに落ち着きがあり雅やかであったとのことで、皆んなが集まったのでは思います。

習字は、一度目でそれなりのが出来たので、載せることにしました。時間ができたので、「中国の書家 顧士偉」「酒都酒道書道展」「筆文字超入門」をキンドルで購入しました。


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