川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春の川 108 藤原行成

 昨日、歯茎が腫れて、夜中に痛み止めを飲みました。で、今日の朝はエクササイズとランを止め、その分寝ていました。

「日本史1200人」の第108番の藤原行成(972〜1027)です。

下級役人から多芸多才とりわけ能書で名を挙げ、蔵人頭に推挙され、一条天皇道長から信任を受ける。行成が道長の意向を受けて一条天皇に対して彰子立后の意見具申を行い、許諾の意向を示された際には、道長から「お互いに子の代になっても必ずこの恩に報い、兄弟のように親しくするように言い含めておく」と感謝の言葉を受けた。和様書道を完成させ、世尊寺流の祖となる。小野道風、藤原佐里とともに三蹟のひとりである。

「サラサラとどうもどうもと春の川 藤原行成 に感じて」

春の川が3月の季語です。川辺の草木は芽吹き、日差しも暖かになります。春の川のようにサラサラと能書で、どうもどうもと出世する行成です。筆に自身がないので「サラ沙羅とどうも瞠面と春の川」と漢字を当ててみましたが、書いていみると小細工が過ぎるので普通にしました。行成は信仰心から伝領していた桃園邸に世尊寺を創建しますが、この寺院の呼称を後裔が名乗らることになります。

習字は、「サラサラと」は流れるように、「どうもどうもと」は周りの人に愛嬌を振りまくように、「春の川」サラリと明るく、というつもりで書きました。歯茎が腫れて集中力がないので・・・


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