川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春炬燵 109 藤原実資

 朝、バッハのチェロ無伴奏組曲を聴きながらロングランをして来ました。歯茎が腫れて未だ痛いので、気を抜かないように真剣に走ったら、なんとか走り切れました。

「日本史1200人」の第109番の藤原実資(サネスケ957〜1046)です。

藤原北家嫡流を継ぎ、当代一流の学識人で、藤原道長が権勢を振るった時代に筋を通した態度を貫き、評価を受けた。60年に及ぶ日記「小右記」はこの時代を知る貴重な資料となっている。蹴鞠の達人としても知られた。気難しい性格であった実資も好色であったようで、邸宅の前によい水の出る井戸があり、付近の下女たちがよく水を汲んでいた。下女の中で気に入った女がいると実資はよく誰もいない部屋に引っ張り込んでいた。

「春炬燵日記書き書きいちゃいちゃと 藤原実資 に感じて」

春炬燵が3月の季語です。3月の終わり頃になっても炬燵の欲しい日があります。実資はよく引っ張り込んでいたのでは・・・子供に恵まれなかったため、晩年はアルツハイマー認知症が進行して焦りのために手当たり次第に手を出し、実資を慕っていた関白頼通を嘆かせています。

習字は、「春炬燵」は少し色っぽく、「日記書き」は真面目に、「書きいちゃいちゃと」は可笑しく、というつもりで書きました。歯茎が腫れて今日も集中力がイマイチでした。


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