川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

ネル 7 クフ

 朝、海沿いをロングランして来ました。シャワーを浴びて体重を測ったら53.9kgで先週より1.4kg減っていました。何だか自由を得たような感じがしました。島では久しぶりにコロナが1人発生しました。

「世界史1200人」7 クフ(前2600年頃)

スネフェルの子。古代エジプト第4王朝のファラオで、紀元前2604〜前2581年まで在位したとされる。ギザにあるクフのピラミッドは世界最大で、高さ138.8mを誇り、平均25tの切り石230万個が積み上げられており、10万人が働いたとして20年かかったとされている。ヘロドトスの「歴史」によれば、クフ王は奴隷を酷使した暴君だったという。さらに、金に窮して己れの娘を娼家に出し、金子 の調達を命ずることまでした。娘は父に命ぜられた額の金を調達したが、自分のためにも何か記念になるものを後世に残したいと考え、登楼してくる客の一人一人に自分のために工事用の石を一個ずつ寄進してくれと頼み、大ピラミッドの前面は、こうした石で造られたものであるという。ちなみにクフ王は、ギリシア人にはケオプス王の名で知られていた。

「ネルの客記念の石がピラミッド クフ に 端遊」

ネルが5月の季語です。羊毛で織った布フランネルの略です。「登楼してくる客」に着せました。チョッと苦しい句です。ピラミッドの中には、王のミイラも埋葬品もないため、王墓とは言い切れないと最近では考えられていますが、ファラオの権力の絶大さを示すものではあります。第4王朝はピラミッドが最も発達した時代です。

習字は、「ネルの客」は柔らかく、「記念の石が」はシンプルに、「ピラミッド」はあざとく、というつもりで書きました。1回目ですが何となく気に入ったので、載せることにしました。なお、「あざとく」は小利口という感じです。


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