川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鶏頭 79 クレオパトラ

 昨日は隣町に行き、久しぶりに友とゆっくり楽しくおしゃべりして来ました。帰ってからは県立図書館から借りた本を夢中で読みました。そして今日の朝は、一人で海沿いをロングランして来ました。

「世界史1200人」79 クレオパトラ(前69〜前30)

古代エジプトの女王。17歳で弟のプトレマイオス13世と結婚し共同統治を始める。ローマが強大化してエジプトを併呑しようとする時代である。ポンペイウスを追ってカエサルがエジプトに入ると、クレオパトラは勝負に出た。裸体のまま絨毯にくるまり、従者にカエサルの部屋へ、自らを運ばせたのだ。カエサルはたちまち虜となり、クレオパトラ身ごもり、プトレマイオス朝の女王としてローマに呼び寄せられることに成功した。ところが程なくカエサルは暗殺される。クレオパトラは次なる実力者のアントニウスに近づき、またもや円熟の美貌で魅了した。そして結婚したアントニウスとともに、東方属州の専制支配を始めようと目論んだが、その結果オクタウィアヌスと決定的に対立することになり、アントニウスとエジプト連合軍は敗れる。クレオパトラコブラに自身を咬ませ自殺し、エジプト王朝は滅亡した。

「鶏頭や艶然と揺れ男切る クレオパトラ に 端遊」

鶏頭が9月の季語です。花言葉「おしゃれ、気取り」もクレオパトラらしいですが、僕には花そのものがクレオパトラのように思えます。「絶世の美女」として知られ、人をそらさない魅力的な話術と、小鳥のような美しい声であったと伝えられますが、妹のアルシノエがもっと美しかったとする説もあります。クレオパトラは後世ダンテの抒情詩「神曲」では愛欲の罪により地獄で苦しむ設定となっています。

習字は、「鶏頭や」はスッキリと、「艶然と揺れ」は曲線的に、「男切る」は大胆に、というつもりで書きました。まともな「男」が書けずにチョッと遊んでしまいました。


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