川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

神渡り 119 プトレマイオス

 朝、一人で海沿いをロングランして来ました。両膝にサポーターをしたら安心感が出ました。歳をとったら安心第一かな・・・

「世界史1200人」119 プトレマイオス(100頃)

ギリシア天文学者・地理学者。天動説を数学的に説明して集大成した。地図に初めて経緯線を使用する。主著「アルマゲスト」は、天体の軌道の幾何学的な理論が主な内容だが、天文学の方法論、必要な数学の説明、簡単な宇宙論の概要など、天文学の様々な側面を秩序立てて説いている。計算に便利なように「アルマゲスト」の各所に散らばる表をまとめ、さらに新たな表を加えて使用方法の説明を付したハンドブックが「簡便表」である。「惑星仮説」は、天体計算の理論の背景にある宇宙論を説いたものである。これを元に天体の運動を再現する模型を作ることができる程に、具体的に数値まであげられている。

「宇宙にも簡便表で神渡り プトレマイオス に 端遊」

神渡りが11月の季語です。本来は諸国の神々が出雲大社に旅する時に送って吹く風ですが、句では簡便表のおかげで宇宙までも神々が旅をした、とイメージしました。緯度・経度を付した投影図法による地図は、マルコ・ポーロ旅行記などとともに、コロンブスに西方周りがインドへの近道と、確信させたもののひとつとされています。

習字は、全体にファンタジー的に「宇宙にも」はサラリと、「簡便表で」は幼く、「神渡り」はオーバーに、というつもりで書きました。


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