川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

白魚 197 巴御前

 朝、一人で海沿いを走って来ました。昨日より少し暖かいのでTシャツ短パンだけで走りました。

「日本史1200人」197 巴御前

源義仲の妾。信濃国の中原兼遠の娘。義仲と共に平氏討伐の戦いで奮戦した。大刀と強弓の女武者として「平家物語」に描写される。落ち延びる義仲に最後まで従おうとするが、義仲は「お前は女であるからどこへでも逃れて行け。自分は討ち死にする覚悟だから、最後に女を連れていたなどと言われるのはよろしくない」と巴を落ち延びさせようとする。巴はなおも落ちようとしなかったが、再三言われたので「最後の戦してみせ奉らん」と言い、大力と評判の敵将・御田八郎師重が現れると、馬を押し並べて引き落とし首を切った。その後巴は鎧・甲を脱ぎ捨てて東国の方へ落ち延びた所で物語から姿を消す。

「白魚の指もつ美女と呼ばれたい 巴御前 に 端遊」

白魚が2月の季語です。体長約10cmの透明で美しい魚です。美しい指はよく「白魚のような指」といわれます。巴御前のイメージはそうなのですが・・・当時の甲信越地方の武士の家庭では女性も第一線級として通用する戦闘訓練を受けている例はあるそうです。鎌倉時代にあっては、女性も男性と平等に財産分与がなされていたことからも、女性が合戦に参加することは認められていました。

習字は、「白魚の」は優しく、「指もつ美女と」は美しく、「呼ばれたい」は恥ずかしく、というつもりで書きました。


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