川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

浮かれ猫 198 後白河法皇

 朝、予報と全然違って晴れたので、一人で海沿いを走って来ました。狐につままれたような天気です。

「日本史1200人」198 後白河法皇(1127〜1192)

鳥羽法皇の第4皇子。鳥羽法皇院政中に近衛天皇が17歳で夭折すると、法皇は第4皇子を後白河天皇として即位させた。天皇は即位に不満を持った崇徳上皇(天皇の兄)との、保元の乱に勝利してから、子の二条天皇に譲位して院政を始めた。後白河法皇源義朝より平清盛を重用し、これが平治の乱に発展し、平清盛の勝利に終わった。後に法皇は、平氏追悼を画策するようになるが、鹿ヶ谷の陰謀として発覚し、清盛に鳥羽殿へ幽閉され、院政を止めさせられた。しかし、子の以仁王法皇の志を継ぎ、平氏討伐の令旨を出したため、源頼朝らの源氏が挙兵し、平氏は滅亡した。源氏挙兵・平氏滅亡の間に法皇は、源義仲を追討させたり、義経・頼朝双方に双方討伐の院宣を出したりしている。

「浮かれ猫月夜闇夜のご命令 後白河法皇 に 端遊」

浮かれ猫が2月の季語です。猫は年4回交尾期を迎えます。清盛・義仲・義経・頼朝を「討て!」なんて、浮かれ猫です・・・後白河法皇は今様(民間の流行歌謡)を愛したことでも知られ、「遊びをせんとや生まれけむ・・・」などで有名な「梁塵秘抄」を編みました。歌いすぎて3度喉をつぶしたそうです。

習字は、「浮かれ猫」は浮かれたように、「月夜闇夜の」は狂ったように、「ご命令」は弱く、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20220202113140j:image