川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鷭笑う 283 藤原隆信

 朝、隣町に行き、久しぶりにいつものコースを、二人で楽しく走りおしゃべりをして来ました。東京ではマスクを外す人がちらほら出てきたそうで、以外にも高齢の方に多いとのことでした。

「日本史1200人」283 藤原隆信(1142〜1205)

公家、似絵(ニセエ、肖像)画家、歌人藤原定家の異父兄。若い頃は歌人として名を上げ、寂蓮と並び評され、「若き歌詠みの中にありがたく侍るかな(歌仙落書)」と評された。また、物語「うきなみ」や歴史物語「弥世継」を書いたとされるが、いずれも現存しない。さらに隆信は、内面まで描いた似絵画家として有名であるが、神護寺所蔵の国宝・源頼朝像・平重盛像・藤原光能像等は、「神護寺略記」に隆信の作と伝えられるが、近年この説はほぼ否定されている。

「似(ニセ)絵描きチョイと心を鷭笑う 藤原隆信 に 端遊」

鷭笑うが6月の季語です。鷭はコロロ、コロロと笑い声に似た鳴き方が特徴です。隆信は心を描いたのか?謎です・・・最勝光院の御所の障子絵は、隆信が顔だけ描き、他は常盤光長が担当した事が記されているそうです。

習字は、「似絵描き」はサラリと、「チョイと心を」は大小をつけて、「鷭笑う」はゆったりと、というつもりで書きました。


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