川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

顔見世 181 マザラン

 昨日は高尾山と極楽湯を堪能してきました。今日、ランは休みましたが、僕も嫁さんも心配したほどには足が疲れていませんでした。

181 マザラン(1602〜1661)

フランス、179リシュリューの後の宰相。イタリア人で当初は外交の能力を認められてローマ教皇に仕え、教皇特使としてパリに派遣されたときにリシュリューの信任を得た。リシュリュールイ13世が相次いで死ぬと、摂政の大后アンヌの相談役兼ルイ14世の教育係となった。アンヌとは秘密結婚をするまでの仲だったともいわれる。政策的にはリシュリューを継承し、外交的には三十年戦争を収拾して領土を拡大した。国内では戦争継続のために重税を課したことによってフロンドの乱を招いたが、これを鎮圧して結果として貴族勢力を弱体化させ王権を強化した。

「イタリアの顔見世上手人誑し マザラン に 端遊」

顔見世が11月の季語です。本来は歌舞伎の顔見世です。イタリア男が人誑しとは偏見かな・・・なお、フロンドとはパチンコのような投石機の玩具のことです。蜂起した民衆がこれを使ってマザラン邸に盛んに石を投げ込んだため、乱の名前になりました。

習字は、「イタリアの」はサラリと、「顔見世上手」は柔らかく、「人誑し」は狡く、というつもりで書きました。


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