川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

土竜打 218 ジョン

今年も宜しくお願い致します。今年から年賀の挨拶はブログ上でと、昨年の年賀状に案内していたのですが、15通の年賀の挨拶を頂きました。やっぱり「すいません!」という感じでした・・・昨夜は成人を迎える3人の娘さん・親御さんたちと、楽しく美味しいお酒を頂きました。楽しくて手術後の身にしては飲みすぎました。

「世界史1200人」218 ジョン(1167〜1216)

イギリス王、ヘンリ2世の末子。兄のリチャード1世が戦いに明け暮れ、長くイングランドを留守にしたため、勢力を削ごうとするフランス王フィリップ2世にそそのかされて王位簒奪を夢見ていた。本来なら王位につく可能性は少なかったが、リチャード1世が戦死するなどして即位した。対仏戦に敗れ大陸領土をほとんど失い、多額の戦費による課税に不満を持つ貴族たちの反抗により「マグナ・カルタ」を突きつけられた。保身のため合意を余儀なくされたが、すぐにローマ教皇に訴えて反撃に転じ、再び圧政と恣意的重税を行うようになった。これに憤慨した諸侯たちによりまたも内乱となるが、そのさ中に赤痢に罹って病没した。

「ちょこ才なマグナ・カルタ土竜打 ジョン に 端遊」

土竜打(モグラウチ)が新年の季語です。畑を荒らす土竜をおどす行事です。もぐら叩きに熱くなっているジョンです・・・1215年制定の「マグナ・カルタ」は、王も法の下にあるという法の理念が現れたもので、現在でも前文だけは現行法として残っています。清教徒革命やアメリカ建国にも影響しました。

習字は、「ちょこ才な」はサラリと、「マグナ・カルタめ」は硬軟で、「土竜打」は大胆に、というつもりで書きました。


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