川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

狐 204 メアリ・ステュアート

朝、善福寺川沿いを走って来ました。少し長く6kmを走りました。島には土曜日の17日に帰ることにしました。久しぶりに島の役場や宅配会社に電話したら、親切な対応で嬉しくなりました。

「世界史1200人」204 メアリ・ステュアート(1542〜1587)

スコットランド女王。エドワード・シーモアの攻撃を受け、フランスのアンリ2世の元に逃れ、以後フランス宮廷で育てられた。そしてアンリ2世の王太子フランソワと結婚した。アンリ2世は「エリザベスは庶子であり、メアリこそ正当なイングランド王位継承権者である」と訴え、エリザベスを激怒させた。フランソワ2世が16歳で病死すると、子供ができなかったメアリは、翌年スコットランドに帰国した。その後、2度の再婚と廃位を経てイングランドに亡命したが、エリザベス廃位の陰謀に関係したとして処刑された。メアリーはエリザベス1世の命によりイングランドで刑死したが、その子ジェームズはスコットランド王として即位し、またエリザベス1世の死後は、イングランド王位も合わせて継いだ。終生未婚で、子孫を残さなかったエリザベス1世に対し、連合王国の王は、全てメアリーの直系子孫である。

「殺られたワでも遣ってるワ女狐よ メアリ・ステュアート に 端遊」

狐が12月の季語です。「遣る」は「行う・する」の口語的な言い方です(広辞苑)・・・メアリ処刑の事態を受けて、同じカトリックの君主として、スペイン王フェリペ2世無敵艦隊イングランドへ派遣し、アルマダの海戦に繋がりました。

習字は、「殺られたワ」は悔しげに、「でも遣ってるワ」は嬉しげに、「女狐よ」は大胆に、というつもりで書きました。


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