川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

破魔矢 220 エドワード3世

朝、今日も雨なのでバイクを漕ぎました。シャワーを浴びて体重を測ったら53.8kgと先週より0.3kg減っていました。成人のお祝いなどでお酒を飲んだので、増えたと思っていました。

220 エドワード3世(1312〜1377)

イギリス王、エドワード2世の子。即位当初は父王を廃位に追いこんだ母とその愛人の傀儡だったが、クーデタを起こして母を引退、愛人を処刑に追いやって実権を掌握した。貴族や議会と基本的に良好な関係を維持して安定的な治世を築き、商工業を振興し、海軍の再編成に努めた。1337年に母の血を根拠にフランス王位を請求してフィリップ6世に宣戦布告したことが百年戦争の始めとされる。晩年は議会に追放されていた愛妾アリスを宮廷に呼び戻し過ごしたが、アリスは死期を迎え呼び声に答えない王を確認するや指輪を抜き取り、洗いざらいの宝石を盗んで退去した。

「え百年?それよりアリス行け破魔矢 エドワード3世 に 端遊」

破魔矢が新年の季語です。厄除けの矢です。天国からエドワード3世が叫んでます・・・1348年から広まった黒死病(ペスト)により全イングランドで人口の30%から45%が死んだと推定されます。エドワード3世はロンドンを離れて黒死病を避けました。

習字は、「え百年?」はトボケて、「それよりアリス」は恨んで、「行け破魔矢」は強く、というつもりで書きました。


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