川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寒鴉 221 エドワード黒太子

昨日で冬休みは終わりました。今日から目覚ましを点けて日常の始まりです。5時半に起きて、基礎英語・エクササイズ・英単語をしてから海沿いを走り、習字を終えました。

221 エドワード黒太子(1330〜1376)

イギリス王、エドワード3世の長子。着用した甲冑の色からブラックプリンスと呼ばれる。百年戦争初期に活躍した。ポワティエの戦いでは数的に劣勢にもかかわらずフランス王ジャン2世を捕虜にした。黒太子は連年のように戦争を続け、勇敢で「騎士の鑑」と呼ばれたが、王に匹敵する豪勢な生活を送ったため、財政は破綻状態となった。パリ高等法院から出頭が命じられたが「自分の好きな時に大軍を率いて出頭する」と返答したため百年戦争が再開された。病に臥せ戦場に出て指揮を執ることができず、イングランド支配下にあった城、都市は次々とフランス軍に奪回されていった。

「鑑だぜ好きにしたさと寒鴉 エドワード黒太子 に 端遊」

寒鴉が1月の季語です。寒中の鴉です。病に伏せた黒太子をイメージしました。イングランドに帰国してからは、父に代わって国政を牛耳っていた弟から実権を取り戻して国政改革に着手しましたが、45歳で赤痢(またはペスト)により病死しました。

習字は、「鑑だぜ」はスッキリと、「好きにしたさと」は大胆に、「寒鴉」は寒く、というつもりで書きました。


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