川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

衣替 305 ステンカ・ラージン

朝、善福寺川沿いを走ってきました。30分程早い時刻に走ったら、また違う景色でした。

「世界史1200人」305 ステンカ・ラージン(1630〜1671)

ロシア・農民戦争の指導者。富裕なコサックの生まれで、農民や農奴の頭領となった。ラージンの使者は扇情的な声明文を手に人々を洗脳して行った。その勢いはモスクワにまで達し、抑圧されていた人々は声明に飛びついて反乱に加わっていった。しかし、8度の戦闘の後にモスクワ総主教がラージンを破門すると、ドン・コサックも叛旗を翻した。最期はモスクワに連行され、拷問の後に赤の広場で生きたまま八つ裂きの刑に処された。

「皇帝に?衣替でも盗ッ人さ ステンカ・ラージン に 端遊」

衣替(コロモガエ)が5月の季語です。外見を変える意味で使いました。ラージンの行跡は盗っ人に近いなァ〜・・・「久遠に轟くヴォルガの流れ・・・」で知られる「ステンカ・ラージンの歌」は雄大なメロディーですが、さらって来た姫を兵士がなじったために、ラージンが姫を川に投げ捨てるという歌詞です。

習字は、「皇帝に?」は皮肉っぽく、「衣替でも」は軽く、「盗ッ人さ」は品なく、というつもりで書きました。


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