川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

青葉木菟 306 プガチョフ

朝、雨が降っていたのでランは休み、「あさのあつこ 東雲の途」を読んでいました。それから習字の時の音楽を探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。

「世界史1200人」306 プガチョフ(1740〜1775)

ロシア・農民反乱の指導者。ドン・コサックの小地主に生まれたが、政府に隠れ密かにロシア帝政を真似て軍隊や官僚機構を作り上げた。自身は文盲であったが、大学や諜報機関まで作った。有能な軍の指揮官を集めて軍の増強に努め、各世帯から徴兵も実施した。そして、ピョートル3世を詐称し、貴族の撲滅・農奴解放を宣言した。反乱は広がりをみせ、初戦では皇帝軍を撃破したが、装備や統制が不十分で政府軍に敗れ、モスクワで車裂きの刑に処せられた。

「解放じゃ!皇帝気取り青葉木菟 プガチョフ に 端遊」

葉木菟(アオバズク)が5月の季語です。ホーホーと鳴き二声鳥とも言われます。プガチョフは二声を使い分けたかな・・・プガチョフは少数民族・工場労働者・炭鉱夫も軍に加えました。また、農村で終末論が広がる中で、司祭やイスラムの宗教指導者を多く引き入れ、プガチョフこそが救世主である、というプロパガンダを広めていきました。

習字は、「解放じゃ!」は強く、「皇帝気取り」は大胆に、「青葉木菟」はとぼけて、というつもりで書きました。


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