川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鉢叩 380 森蘭丸

土曜日・日曜日は司馬遼太郎を読みながら、どんな本が面白いのかな〜〜とボーっとしていました。今日の朝はいつものように善福寺川沿いを走ってきました。

「日本史1200人」380 森蘭丸(1565〜1582)

織田信長の家臣・森可成の三男、武将、織田信長の小姓、実名は成利(ナリトシ)。12歳で小姓として弟らと共に召し抱えられ以後、信長の側近として活動する。甲斐武田氏滅亡後はこれに貢献したとして領地を与えられ、また美濃岩村城主にもなった。本能寺の変の際、信長は「こは謀反か。如何なる者の企てぞ」と蘭丸に尋ねて物見に行かせた。「明智が者と見え申し候」との報告に、信長は「是非に及ばず」と一言いったと云う。光秀と聞いて脱出は不可能と悟ったものと解釈されている。蘭丸は健闘するも、主君と2人の弟と共に討死した。美貌の男子として信長から寵愛を受け、衆道の関係があったともいわれるが史料は残っていない。

「鬼と化し明智謀反!と鉢叩 森蘭丸 に 端遊」

鉢叩が11月の季語です。半僧たちが洛中・洛外を鉦を叩き巡ります。半僧には有髪もいます。「出会え!」という意味合いで使いました・・・蘭丸の母の妙向尼は、信長と石山本願寺との争い(石山合戦)の和睦成立に奔走し、本願寺の危機を救いました。蘭丸を通じて情報を得て信長と直談判をしたとされます。

習字は、「鬼と化し」はスッキリと、「明智謀反と」は強く、「鉢叩」は鋭く、というつもりで書きました。


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