川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

氷解 441 成田長親

朝、海沿いを走ってきました。改めて、嫁さんの合格を祈ってきました。

「日本史1200人」441 成田長親(ナガチカ;1545〜1613)

戦国武将、成田氏忍城・総大将。1590年、豊臣秀吉による小田原征伐が始まると、当主の北条氏長小田原城に籠城したが、成田氏の忍城では長親の父・泰季が城代を務め、兵500余と領民合わせて3000人が立て籠もった。泰季が急死したため、一門と家臣を集め、長親を総大将とすることにした。秀吉は三成に対して忍城水攻めの指示をし、全長14〜28kmの堤を作ったが、長親らは深夜に堤を断ち切り水を敵陣に注いだ。このようにして耐え抜いたが、秀吉の仲裁により開城を決意したとされている。「のぼうの城」の主人公であり、長親は領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれ、親しまれる人物として描かれている。

「氷解じゃ!猿の企み木偶が解く 成田長親 に 端遊」

氷解が2月の季語です。本来は春になって氷が解けることですが、“わかったぞ!”と使いました・・・開城後、長親はしばらくは流浪の身となり、後に剃髪して尾張国にて隠居したとされています。尾張は長男・長季が仕えていた松平忠吉が1601年の関ヶ原の戦いの功により移封された地です。

習字は、「氷解じゃ」は明るく、「猿の企み」は意地悪く、「木偶が解く」は素朴に、というつもりで書きました。


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