川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寒造 414 戸沢盛安

昨夜は隣町で、7人もの多くの友と新年会をして、大いに盛り上がり楽しい一夜でした。嫁さんは工芸高校への入学を発表しました。

「日本史1200人」414 戸沢盛安(1566〜1590)

戸沢氏18代当主、出羽角館の大名。病弱な兄にかわって13歳で家督を相続し角館城主となった。安東愛季を三日の野戦の末に破り、小野寺氏を破って上浦郡へ進出するなど、角館地方を中心に確固たる勢力基盤を築き上げた。中央勢力との外交も行い、1579年には織田信長に鷹と名馬を送って誼を通じている。さらに、1590年の豊臣秀吉小田原征伐の際に商人に変装して、侍6人と足軽3人を連れて参陣し、秀吉と謁見して所領を安堵された。しかし、小田原城落城の前に突然病死した。智勇に優れ、周辺の諸大名から「鬼九郎」「夜叉九郎」と呼ばれ、恐れられた。

「転戦の夜叉面を取り寒造 戸沢盛安 に 端遊」

寒造が1月の季語です。寒中の水で造った、美味しい酒の定番です。若大将も戦の後は一杯・・・盛安は総大将ながら常に陣頭に立って突っ込む荒武者であったといわれます。一方で、捕虜の兵士は斬らずに逃がしたり、部下を大切にするなど慈悲深い面もあったといわれます。

習字は、「転戦の」はスッキリと、「夜叉面を取り」はニヤリと、「寒造」は明るく、というつもりで書きました。


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