川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

僕のアーカイブ 11/23

休日は、当分僕の別の「唄とお面のブログ」から川柳と習字の分を載せます。

7月24日

朝、海に泳ぎに行きました。隣町のランを週3回から2回にしたら予想以上に余裕ができました。で、藤田俊子の「木乃伊の口紅」を読みました。
今日の川柳は「女たちの20世紀」より、廃娼運動の先頭に立った久布白落実。熊本県の牧師の家庭に生まれ、女子学院を卒業後の21歳で渡米。その地で日本人娼婦の実情を知り廃娼運動を志す。27歳で牧師と結婚し、31歳で帰国し廃娼運動・婦人参政権運動に邁進する。募金のためには借金取りのように迫り、売春業者からの強請にも怯まなかった。
「売春は国ノ礎カ海月(クラゲ)舞う 久布白落実  に感じて 端遊」
海月が7月の季語です。海月は毒の有る、水母は毒の無いクラゲだそうです。先進国でも今現在、公序良俗・性病予防・税収確保などから公娼制度を採用・検討していることに驚きました。この世界の後ろには、透明で見えないヌラヌラとして毒をもつ海月のような魔物が暗躍しているのかな・・・


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