川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春 75 孝謙天皇

体重が60kgを切ったので昨日は何年かぶりにロングランをしました。渡辺貞夫の「ザ・ベスト+3」を聴きながら、キラキラ光る海沿いをゆっくり走りました。ずっと生きていたいな、と、思いました。

「日本史1200人」の第75番の孝謙天皇(718〜770)です。 

父は聖武天皇、母は光明皇后。749年、父・聖武天皇の譲位により即位した。藤原仲麻呂の勢力が急速に拡大した。758年、病気の光明皇太后を看るために淳仁天皇に譲位した。760年、光明皇太后崩御の後、孝謙上皇は僧・道鏡を寵愛するようになり、仲麻呂淳仁天皇との関係は微妙なものとなった。762年、淳仁天皇が不孝であると表明し、政務を自分が執ると宣言した。764年には淳仁天皇を廃して淡路に流刑とした。孝謙上皇はこれ以降は称徳天皇と呼ばれる。

「春ですよ道鏡さまのお蔭なの 孝謙天皇 に感じて」

春が2月の季語です。それにしても淳仁天皇はじめ男性陣はどうしてたのかな・・・称徳天皇は仏教を重視し神社の保護も厚かったのですが、ささいなことで極刑が行われ、冤罪を産んだと評されています。また、「道鏡皇位に就くべし」との託宣を、和気清麻呂が虚偽であると復命し大隅国へ配流された事件は有名です。

習字は、「春ですよ」は普通に明るく、「道鏡さまの」は甘えた感じで、「お蔭なの」嬉しげに、というつもりで書き始めたのですが、ひらがなを試行錯誤して書いていくうちに、道鏡と通じることによって狂っていくような表現になりました。いつもは前日までが練習で、当日に本番なのですが、今日少し暗いところで練習作を見たら、気持ち悪くて本番を書けなくなったので、練習作を載せます。


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