川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

大試験 221 順徳天皇

 朝、予報は雨でしたが曇りに変わったので、一人で海沿いを走って来ました。雨が降らないうちに隣町に行き本を借りてこようと思っています。

「日本史1200人」221 順徳天皇(1197〜1242)

84代天皇後鳥羽上皇の強い意向により、土御門天皇の譲位を受けて14歳で即位する。直接政務に与らない天皇は、王朝時代の有職故実研究に傾倒し、幕府に対抗して朝廷の威厳を示す目的もあって、天皇自身に関わる故実作法の書物として後世永く珍重された「禁秘抄」を著した。父・上皇の討幕計画に参画し、子の懐成親王(仲恭天皇)に譲位して上皇の立場に退き、承久の乱を引き起こしたものの、倒幕は失敗し佐渡へ配流となった。

「禁秘抄!大試験でも何でも来い 順徳天皇 に 端遊」

大試験が3月の季語です。入学・進級・卒業などの重要な試験です。禁秘抄さえあれば何でも来いです。在島21年の後、佐渡崩御しました。自らの帰京と子孫への皇位継承に対する、幕府の強い拒絶の意思を知った上皇が、絶食による事実上の自殺を図った可能性も指摘されています。

習字は、「禁秘抄!」は曲線的に、「大試験でも」はスッキリと、「何でも来い」は大胆に強く、というつもりで書きました。


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