川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

花火 62 ソロン

昨日、PCR検査をしたので、結果が出るまでは自宅待機です。で、朝はバイクを漕ぎました。シャワー浴びて体重を測ったら54.6kgと先週より2kg増えていました。簡単に変わるなァ〜

「世界史1200人」62 ソロン(前640〜前560)

古代アテナイの政治家、立法者、詩人、本名は不明。当時のアテナイにおいて、政治・経済・道徳の衰退を防ごうとして法の制定に努めたが、この一連の「ソロンの改革」で有名である。例えばソロンは全ての借金を帳消しにしようと計画したが、それを知った友人たちは借金をして即座に土地を購入した。共謀の疑いをかけられたため、ソロンは自身の債務者を借金から解放した。彼の友人はその後、借金を返済することはなかったという。また、一般民衆に、役人を選ぶ権限と役人を糾弾する権限も与えることによって、本当の民主主義の基礎を確立したようである。これらの改革は短期間のうちに失敗したが、アテナイの民主主義の基礎を築いたとして、しばしば高い評価を受けている。

「改革の打上げ花火パッと消え ソロン に 端遊」

打上げ花火が8月の季語です。ソロンの改革はまさに、夜空に大輪の花を咲かせた花火のようです。彼はアテナイ性風俗を正式なものとし、性的な喜びを享楽することを民主化するために、公的な売春宿を設立したとされます。 一方で少年愛(同性愛)を規制したともいわれます。古代の立法者は、同性愛の制度を促進し、保護することを意図したとされています。

習字は、「改革の」はスッキリと、「打上げ花火」は曲線的に強く、「パッと消え」は強弱を付けて、というつもりで書きました。空間のとり方を、いろいろと工夫してみました。


f:id:tanyuu4792:20210813104123j:image