川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

東風(コチ) 220 土御門天皇

 朝、一人で海沿いを走って来ました。集落内を通る時マスクをしていないのがチョッと気になりました。帰ってシャワーを浴びて体重を測ったら53.0kgと先週より0.4kg減っていました。今週はフライドチキンやハンバーグをいっぱい食べたので、増えてると思っていました。

「日本史1200人」220 土御門天皇(1195〜1231)

83代天皇。事実上、後鳥羽上皇による院政がしかれていた。13年間皇位にあったが、穏和な性格が幕府との関係上心許ないと見た後鳥羽上皇は退位を迫り、異母弟の順徳天皇に譲位し上皇となる。承久の乱のおりには、土御門上皇は何も関与していなかったので処罰の対象にはならなかったが、父である後鳥羽院が遠流であるのに自分が京にいるのは忍びないと、自ら申し出て土佐国に流された。後に、より都に近い阿波国に移された。歌人としてすぐれ、「新三十六人撰」のひとりで「しづかなる心のうちも久方の空に隈なき月やしるらむ」などを残す。

「父哀れ麿はNice?と東風に聞き 土御門天皇 に 端遊」

東風(コチ)が3月の季語です。春に吹く東風は少し寒気を感じさせます。この風に吹かれて土佐に配流される途中、「麿は優等生かな?」と聞いたかな・・・鎌倉幕府も後鳥羽・順徳両上皇とは違って、宮殿を造営するなどの厚遇振りを見せています。

習字は、「父哀れ」は弱く、「麿はNice?と」は明るく、「東風に聞き」は穏やかに、というつもりで書きました。


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