川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

草団子 242 千葉常胤

 朝、一人で海沿いを走って来ました。久しぶりに晴れた空でした。歩幅を少し小さくして、無理なく走りました。

「日本史1200人」242 千葉常胤(1118〜1201)

鎌倉幕府成立に貢献した有力御家人の一人。1156年の保元の乱では源義朝のもとで戦う。後に房総に逃れてきた源頼朝を助けて、1180年の富士川の戦いで戦績を上げる。さらに、一ノ谷の戦いに参加し、豊後国に渡り軍功を上げ、洛中警護のため上洛し、1190年には奥州藤原氏討伐のための奥州合戦に従軍して、奥州各地に所領を得た。千葉常胤は千葉氏を豪族から御家人の地位まで登らしめた千葉家中興の祖といわれる。常胤以降、一族は諱に「胤」の一字を受け継ぐことが多くなる。

「田舎武士転戦の労草団子 千葉常胤 に 端遊」

草団子が4月の季語です。房総は当時は田舎でした。常胤は1193年に香取社(香取神宮)造営雑掌を務め、後に千葉氏が香取社地頭として、社内への検断権(警察権・裁判権)を行使する権利を獲得するきっかけとしました。

習字は、「田舎武士」は泥臭く、「転戦の労」は大胆に、「草団子」は幼く、というつもりで書きました。


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