川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

水中花 306 懐良親王

 金曜日の夜は次男宅で歓待を受け、土曜日の昼は長男とスカイツリーを見ながらランチをし、その後、東京国立博物館に行きました。で、日曜日はゆっくり家で過ごしました。今日の朝は善福寺川沿いを走って来ました。

「日本史1200人」306 懐良親王(1330〜1383)

後醍醐天皇の皇子。後醍醐天皇により征西大将軍に任命され、九州に南朝勢力を築いた。傑物揃いの後醍醐天皇皇子の中でも、際立った軍事的才能を持ち、一代で領地無しから九州統一に迫るほどの覇業を築いた名将である。しかし、太宰府を征服し明と交易を開始したという全盛期にあっても、遁世を願う和歌を詠んでいる。後に、幕府から九州探題に任じられた今川了俊大宰府を追われた。

大宰府も明もフワリッ水中花 懐良親王 に 端遊」

水中花が7月の季語です。水中に入れると瞬時に開く紙の花です。遁世を願う懐良親王には、全盛期も一瞬の造られた花と思ったかな・・・明の太祖からの高圧的な国書に対し「・・・世界は大きく、諸邦となって分かれています。そもそも天下とは、すなわち天下の天下であり、一人の天下ではありません・・・」などと応酬した事実が明史に記録されています。

習字は、「大宰府も」はスッキリと、「明もフワリッ」は柔らかく、「水中花」はユラリと、というつもりで書きました。


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