川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

石榴 170 アニェス・ソレル

 朝、善福寺川沿いを走って来ました。12℃の中、手が凍えそうでした。友から那覇の今は25℃とメールが入っていました。

「世界史1200人」170 アニェス・ソレル(1422?〜1450)

シャルル7世の愛妾。知性と美貌の持ち主で、シャルル7世はアニェスのためにヨーロッパで初の公妾(公式愛妾)の地位を設けた。それまで男性にのみ使われていた宝石ダイヤモンドを女性としてはじめて身につけた人物でもある。アニェスはシャルル7世との間に3女を生んだ。そして第4子を妊娠中に、遠征に赴くシャルル7世に同行したが急病に倒れて死亡した。死因は当時は赤痢とされたが、現在は水銀中毒であるとされている。水銀は当時虫下しとして用いられたが、殺人の可能性もある。

「公式の愛妾の笑み石榴割る アニェス・ソレル に 端遊」

石榴(ザクロ)が10月の季語です。秋になると実が割れ、赤い粒の肉と種が見えます。花言葉は花は「円熟した優雅さ」ですが、実は「愚かしさ」で、「実は人の味がする」との言い伝えもあります・・・シャルル7世の嫡子で、後のルイ11世は、アニェスの死の4年前に父に対して反乱を起こしました。愛妾の影響下にある父を救うためと推測されています。

習字は筆ペンで、「公式の」はスッキリと、「愛妾の笑み石榴割る」はチョッと不気味に、というつもりで書きました。


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