川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

末枯 168 シャルル7世

 朝、善福寺川沿いを走って来ました。調子が良かったので前のように8kmコースを走りました。

「世界史1200人」168 シャルル7世(1403〜1461)

フランス王。フランスとイギリスの百年戦争の末期に13歳で皇太子になった。しかし、父王シャルル6世がイギリスのヘンリ5世にフランス王位継承権を譲ったため、両王が没するとフランスは無政府状態となり、シャルルはイギリス軍に包囲されたシノン城に身を潜めた。そこへジャンヌ・ダルクが現れ、フランス軍を勝利に導きシャルル7世として即位することが出来た。しかし、反国王派の捕虜となったジャンヌに対し、身代金を払うことを渋り、ジャンヌを刑死させることになった。戦後は王権の確立に尽力したが、晩年になると精神を病み、毒殺の妄想を抱いて餓死した。

「神の声やがて大きく末枯て シャルル7世 に 端遊」

末枯(ウラガレ)が10月の季語です。草木は葉の先(=末)から枯れ始めます。167の神の声と対比させました。そうじゃないと不公平な気がします・・・シャルル7世は皇太子時代は、母である王妃イザボーに「不義密通の子ゆえ、王位継承はない」と公言されたこともあったといいます。

習字は、「神の声」はスッキリと、「やがて大きく」はおおらかに、「末枯て」は弱々しく、というつもりで書きました。


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