川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鷽 267 ウルバヌス2世

昨日は大阪城のお堀を散歩してから、鶴橋のコリアンタウンに行って来ました。小さな店がいっぱいあって、びっくりしました。

267 ウルバヌス2世(1042〜1099)

ローマ教皇グレゴリウス7世に重用されて教皇となる。ウルバヌス2世を称した新教皇は、優れた外交手腕によって対立教皇の存在を圧倒し、聖職売買の禁止・司祭の独身制の徹底・叙任権闘争を改革の柱として強力に推進し成果を上げた。さらに、グレゴリウス7世以来続いていた神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世との抗争も継続し、離婚問題からフランス王フィリップ1世を破門した。また、第1回十字軍の派遣を訴える演説を行い、結果として十字軍による東地中海域の侵略・破壊・虐殺に道を開いた。

「改革を十字軍をと鷽の声 ウルバヌス2世 に 端遊」

鷽(ウソ)が3月の季語です。春の深山で美しい声で囀ります。ウルバヌスの声も美しかったのでは・・・ウルバヌスがフランス人に神のために武器をとるようにと呼びかけると、人々は「神の御心のままに!」と答えたといいます。十字軍によるエルサレム占領の14日後にこの世を去りましたが、この知らせを聞くことはありませんでした。

習字は、「改革を十字軍をと」は幼く、「鷽の声」はとぼけて、というつもりで書きました。


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