川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

秋灯(シュウトウ) 392 ベルニーニ

朝、海沿いを走ってきました。台風の影響は消えて、いつもの島の朝に戻りました。

「世界史1200人」392 ベルニーニ(1598〜1680)

イタリア、彫刻家・建築家。天才的な超絶技巧をもち25歳の時に、教皇ウルバヌス8世から「勝利の教会」の意思を表すような、建築・彫刻・都市計画とを融合した総合芸術を実現する芸術家とみなされた。「サン・ピエトロ大聖堂祭壇天蓋」はその最初の仕事である。持てる技の全てを注ぎ込み、9年の歳月を掛けて完成させた。建物の中央、地下深くに眠る守護聖人「ペトロ」の墓を守る、高さ 29 メートルに及ぶ巨大で絢爛豪華な天蓋で、教会の権威を見事に具現化した。教皇から「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにある」と絶賛された。

「秋灯(シュウトウ)に天蓋が眼に神が目に ベルニーニ に 端遊」

秋灯(シュウトウ)が9月の季語です。聖堂内の灯火をイメージしました。眼は瞳、目は広く心の目もという感じです・・・古代遺跡が残る古き都ローマは彼の手によって、壮大なスケール、絢爛豪華な装飾にあふれる美の都に変貌していきました。人々は彼の作品を「芸術の奇跡」と絶賛しました。

習字は、「秋灯に」はサラリと、「天蓋が眼に」は堂々と、「神が目に」はスッキリと、というつもりで書きました。


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