川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

雲雀 268 インノケンティウス3世

昨日、大阪の国立美術館ピカソをいっぱい見てから、東京に帰って来ました。今日の朝は、善福寺川沿いをゆっくり走ってきました。川沿いの草花が新鮮でした。

268 インノケンティウス3世(1160〜1216)

ローマ教皇ローマ教皇の権力優越性を示そうと、神聖ローマ皇帝の帝位争いに介入し、オットー4世を帝位に就け、これが臣従しないと見ると破門した。さらにフィリップ2世が重婚したことで、フランスを「聖務停止」処分にした。またイギリスのジョンに対しても、カンタベリ大司教の任命をめぐって反発したため破門した。こうして皇帝、国王らを服従させ「教皇は太陽、皇帝は月」と述べたという。第4回十字軍を仕立てたが、資金不足により軍はキリスト教徒の町を襲撃して戦費を調達した。

「これでもか!余は太陽じゃ揚雲雀 インノケンティウス3世 に 端遊」

雲雀(ヒバリ)が3月の季語です。繁殖の春になると雄は空高く舞い上がって鳴きます・・・意図が不明確だった第4回十字軍に対し、神の啓示を聞いたというエティエンヌ少年をリーダーに5万人の少年十字軍が結成されましたが、途中で倒れたり、奴隷商人に買われたりと、悲劇に終りました。

習字は、「これでもか!」は強く、「余は太陽じゃ」はおおらかに、「揚雲雀」はとぼけて、というつもりで書きました。


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