川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

ごきぶり 327 アタワルパ

朝、善福寺川沿いを走ってきました。誰かの後ろに付くと、不思議に早く走れますが、今日もそうでした。昼は嫁さんとサイゼリアでした。

「世界史1200人」327 アタワルパ(1500〜1533)

インカ皇帝。兄ワスカルとインカ帝国を分割統治していたが、兄が支配権を主張したため内戦となった。兄を破るが、折しも訪れたピサロを招くと、キリスト教改宗を迫られた。聖書を放り投げたことから、攻撃を受け捕縛され、膨大な金銀をピサロに与えるが処刑された。アタワルパに対する裁判の罪状は、スペイン人に対する反乱・偶像崇拝・腹違いの兄ワスカルの殺害を含む12件の罪だが、でっち上げとされる。

「キリストがインカを救う?ごきぶりめ アタワルパ に 端遊」

ごきぶりが6月の季語です。アタワルパが思わずピサロに投げつけた言葉、のつもりです・・・どんな権威で改宗を迫るのかと尋ねたとき、神父は聖書を示し、これに由来した権威だと答えた。アタワルパは聖書を調べ「なぜこれは喋らない」と尋ね、地面に放り投げた・・・これはインカには書き文字が無かった事によるものですが、スペイン人に戦う絶好の口実を与えてしまいました。

習字は、「キリストが」は弱々しく、「インカを救う?」は疑るように、「ごきぶりめ」は強く大胆に、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20230606165822j:image