川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蛇 326 ピサロ

土曜日・日曜日と嫁さんが外出したので、僕はアマゾン・プライムで4本映画を見ました。「十二単衣の悪魔」が面白いでした。

「世界史1200人」326 ピサロ(1478〜1541)

スペイン・征服者(コンキスタドール)。インカに黄金郷があると聞きつけたピサロは、第2のコルテスを夢見た。180名の兵士とパナマを出発して、皇位継承の混乱にあったインカ帝国に入り、皇帝アタワルパに面会し、カトリックへの改宗を迫り、拒絶を口実に捕縛した。これを人質として莫大な身代金を取り、約束を反故にして処刑し、さらにインカ帝国を滅ぼした。宣教師ラス・カサスから「札付きの無法者」呼ばれたピサロは、インディオたちの食料を奪い尽くし、彼らを斬り殺した。

「蛇は見るインカを喰らうキリスト者 ピサロ に 端遊」

蛇が6月の季語です。あまりの卑しさを、失楽園の蛇でさえ、じっと見ているだけです・・・ピサロは、これによりカルロス1世から侯爵を授けられました。しかしインディオを奴隷化し、女性を強姦し妾とし、内部争いからリマで暗殺されました。

習字は、「蛇は見る」は静かに、「インカを喰らう」は大胆に、「キリスト者」は残忍に、というつもりで書きました。


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