川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

星涼し 366 ジョルダーノ・ブルーノ

朝、海沿いを走ってきました。嫁さんが2〜3日セキが出て心配していたのですが、少しづつ良くなっているようです。

「世界史1200人」366 ジョルダーノ・ブルーノ(1548〜1600)

イタリア・哲学者・修道士。17歳でドミニコ会に入会し、司祭となり神学博士となった。異端の嫌疑をかけられ放浪の生活を続けたが、逮捕されてローマに移され7年を獄中で過ごした。神への冒瀆・不道徳な行為や宇宙論なども問題とされ、火刑に処された。16世紀の後半、コペルニクス・モデルはヨーロッパ全域で知られるようになっていた。ブルーノは地球が宇宙の中心ではないという点についてはコペルニクスに賛同していたが「天界は不変不朽で地球や月とは異なった次元のものである」という意見には賛同しなかった。ブルーノは宇宙の中心などどこにも存在しないという立場にたっていた。

「星涼し宇宙のへそでへッ?火刑! ブルーノ に 端遊」

星涼しが7月の季語です。夏の夜空に輝く星は、涼しさも誘うようです。中心など存在しないって最先端かな・・・ブルーノの名誉が回復されたのは、20世紀に入ってからです。教皇ヨハネ・パウロ2世のもとで裁判過程が再検証され「処刑判決は不当であった」とされました。

習字は、「星涼し」はサラリと、「宇宙のへそで」は大胆に、「へッ?火刑!」は悲しく、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20230731094329j:image