川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

ミソハギ 389 ムリリョ

朝、海沿いを走ってきました。昨日お酒をちょっと多く飲んだので、走るのは大変かなと思ったのですが、ジョン・デンバーを聞きながらだと、不思議に疲れませんでした。

「世界史1200人」389 ムリリョ(1617~1682)

スペイン、画家。フランチェスコ修道院の連作で名声を得た。「無原罪の御宿り」の夢見る乙女のようなマリア像と彼女を取り巻く可憐な小天使たちのイメージは、次の世紀のロココ美術を先取りしている感がある。彼は子供を次々と5人もペスト等で亡くし、6人目の娘も耳が聴こえなかったため、その娘を思い最高傑作の無原罪の御宿りを描いた。自分の子供達を愛しむかのように描いた絵も多数あり、ぼろをまとった貧しい少年たちをありのままに描いた風俗画にも傑作がある。

「無原罪の子にミソハギ絵を添えて ムリリョ に 端遊」

ミソハギが8月の季語です。淡紅紫色の花で盆に先祖と餓鬼(≒ガキ≒子供)の供養にも使います。「ミソハギの露を好んで飲む」といういわれからです。花言葉の「愛の悲しみ・慈悲」にも掛けました・・・ムリリョは生涯の大部分をセビーリャ周辺で過ごしています。近くの海辺の町の修道院で制作中、足場から転落したことが原因で死去したといわれます。

習字は、「無原罪」は罪の無いように、「の子にミソハギ」はそれなりに、「絵を添えて」は控えめに、というつもりで書きました。


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