川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蟷螂 407 モンテスキュー

朝、善福寺川沿いを走ってきました。本格的に秋です。嫁さんはボランティアの花壇作りに行きました。

「世界史1200人」407 モンテスキュー(1689〜1755)

フランス、法律家・啓蒙思想家・歴史家。名門軍人の家庭に生まれ、古典・法律など進歩的な教育を受けた。匿名で2人のペルシア人イスラム教徒がフランスを訪れ、風俗や出来事を紹介してヨーロッパ社会を風刺する「ペルシア人の手紙」を出版し、大きな反響を呼んだ。さらに執筆に20年をかけて「法の精神」を匿名で出版した。大変な好評を博したが、カトリック教会から禁書目録指定を受けた。モンテスキュー絶対王政のような政治権力を分割しない法からは、政治的自由が保障されないと考え、立法・行政・司法に三分割する「分立論」を提唱した。

「三分ぞ蟷螂ニヤリ王ピクリ モンテスキュー に 端遊」

蟷螂(トウロウ)が9月の季語です。カマキリのことです。顔がモンテスキューに似ている気がします。「蟷螂の斧」も連想しました・・・三権分立論はアメリカ合衆国憲法フランス革命の理論的根拠として大きな影響をもたらしました。晩年は、視力の減退に悩まされました。

習字は、「三分ぞ」はスッキリと、「蟷螂ニヤリ」はそれなりに、「王ピクリ」は弱々しく、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20230926100528j:image