川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

穴惑い 408 ルソー

朝、雨が止むのを待って、善福寺川沿いを走ってきました。この頃、ちょっと足が疲れているようです。

「世界史1200人」408 ルソー(1712〜1778)

フランス、哲学者・啓蒙思想家。時計職人の子として生まれ孤児となり、徒弟奉公に出るが出奔してヴァラン夫人と出会い庇護を受けた。やがてパリのサロンで知識人と交流を重ね、論文や楽曲を発表した。懸賞論文「学問・芸術論」が当選し、引き続き「人間不平等論」「新エロイーズ」「社会契約論」で、文明・社会批判論を繰り広げた。「エミール」では自然回帰による人間性回復を説いた。「人民主権」を主張して政府と教会から危険人物とされ弾圧された。一方で数多くの情事を重ね、愛人の産んだ5人の子全員を養育院に送り非難された。「奔放な生活を送った厳格なモラリスト」とも呼ばれた。

モラリスト男女同権穴惑い ルソー に 端遊」

穴惑(マド)いが9月の季語です。穴に入り損なった蛇の様子です。数多くの愛人に困ることはなかったかな・・・ルソーはフランス革命の「思想的父」と呼ばれましたが、逃亡を余儀なくされ、放浪の末に精神を病みパリで没しました。

習字は、「モラリスト」は楽しく、「男女同権」はそれなりに、「穴惑い」はすまして、というつもりで書きました。


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