川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

秋の夜 409 ボイル

朝、善福寺川沿いを走ってきました。東京に来てからずっと、隣で家の取壊し工事をしておりうるさいのですが、明日中には終わりそうです。

「世界史1200人」409 ボイル(1627〜1691)

アイルランド、自然哲学者・化学者・物理学者・発明家。神学に関する著書もある。14歳でイタリアを訪れ、ガリレオ・ガリレイに師事した。物理学では「気体の体積は圧力と反比例する」という「ボイルの法則」の発表、音の伝播と空気の役割の解明、電気の研究などがある。化学も好んで研究し物質の基本構成要素として元素の存在を認め混合物と化合物を区別した。さらに元素が様々な微粒子で構成されていると考えたが、それを確認する技術は当時存在しなかった。生理学的実験も行ったが、優しい性格だったため解剖にまでは踏み込めなかった。

「秋の夜に物理や化学目が回る ボイル に 端遊」

秋の夜が9月の季語です。灯火親しむ秋です。彼は何にでも目が回るほど興味津々だったろうな・・・ボイルは、「延命法・飛行技法・永久照明・鎧を極めて軽く硬くする技法・どんな風でも沈まない帆船・想像力や記憶などの能力を高める薬や苦痛を和らげる薬や悪夢を見ない安らかな眠りをもたらす薬」といった24の「発明したいものの一覧」を作りました。この一覧のほとんどが実現しているという点で注目に値します。

習字は、「秋の夜に」はサラリと、「物理や化学」はそれなりに、「目が回る」は篆書で、というつもりで書きました。


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