川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

枯蟷螂 22 蘇我蝦夷

土曜日なのでゆっくり起きました。睡眠時間たっぷりのはずですが、スッキリしません・・・何度目かの節酒を考えています。

 今日は「日本史1200人」の第22番の蘇我蝦夷(?〜645)です。

大臣として権勢をふるった。推古天皇崩御後、田村皇子を舒明天皇として即位させた。有力な皇位継承の候補者としては、山背大兄王もいたが、推薦した叔父を殺害した。舒明天皇崩御後は皇極天皇を擁立した。しかし、645年に天皇の御前で入鹿が暗殺され、翌日その屍を前にすると、蝦夷は邸宅に火をかけ、自害した(乙巳の変)。

「屍に枯蟷螂が顔を上げ 蘇我蝦夷 に感じて」

枯蟷螂(カレトウロウ)が11月の季語です。初冬にはカマキリも枯葉色になり、侘しさを感じさせます。舒明天皇については、皇族や諸豪族との融和を重視して、蘇我氏との血縁関係のない田村皇子を即位させたという説もあり、歴史は不思議です。

習字は、枯蟷螂を痩せた線にして強弱をつけました。息子の屍を見た瞬間、「もうだめだ」と思ったのか「クソっ」と思ったのか・・・顔という字が、何度書いてもスッキリしませんでした。


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