川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

耳袋 37 聖武天皇

 知らない人ばかりが出てくる、妙にクリアな夢をズ〜〜っと見て、いつもより1時間半遅れて起きました。それから、英語・バイク漕ぎなど、いつもの日課をし、習字をしました。嫁さんは幼稚園に読み聞かせに行き、今年最後のボランティアを終えました。

今日は「日本史1200人」の第37番の聖武天皇(701〜756)です。

文武天皇の第一皇子として生まれたが、7歳で父と死別、元明天皇が中継ぎを、さらに元正天皇が「中継ぎの中継ぎ」となり、24歳のときに皇位を譲られて即位する。長屋王の変天然痘の流行など世上は不安定で、災厄から逃れようと転々と遷都し、仏教に深く帰依し、国ごとに国分寺国分尼寺を、都には東大寺・大仏を建てる。大仏建立の労役負担は大きく、金を塗る溶剤の水銀は中毒をもたらした。また、743年に墾田永年私財法を出し、律令の根幹を揺るがすことになる。

「大仏や民の声には耳袋 聖武天皇 に感じて」

耳袋が12月の季語です。耳たぶの凍傷を防ぎます。聖武天皇は749年に娘(孝謙天皇)に譲位しましたが、一説には天皇が独断で出家してしまったと言われています。墾田永年私財法により余力のある貴族や寺社が開墾して私有地化しました。これを荘園といい、やがて武士が生まれる要因となります。

習字は、大仏は金を塗られたりで、はしゃいでいる様に、民の声は疲れた様に、耳袋はすまして聞こえない様に、というつもりで書きました。「民の声には」が上手くいったので、完成としました。


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